日本の温室効果ガス排出量は134,008万GWPトン[二酸化炭素換算トン*](2006年排出量)で、95%が二酸化炭素(127,359万GWPトン)、1.9%が亜酸化窒素(2,556万GWPトン)、1.8%がメタン(2,364万GWPトン)、1.3%がHFC等産業ガス(1,729万GWPトン)です。
フルオロカーボン(HFC)によるオゾン破壊物質の代替はオゾン層の保護ばかりでなく温室効果の低減も実現しました。オゾン破壊物質より温暖化係数(GWP)の低いHFCを代替品として実用化したからです。
GWPの低い非HFC代替品も限られた範囲で実用化が進んでいます。 では何にでも非HFC低GWP代替品を使えば良いのでしょうか。 HFCよりもGWPの低い代替品は必ずしもHFCより環境負荷が少ないといえません。環境負荷の大小が単純な温暖化係数(GWP)の比較では決められない例として、HFCの使用によってエネルギー効率の高い機器を実現できている用途があります。 エネルギー効率が高ければ使っている間の二酸化炭素排出量を少なく出来ます。二酸化炭素(3000年以上)に比べ大気寿命の短いHFCは、機器補修や機器廃棄にあたって大気放出を避けると、非HFC低GWP代替品より環境負荷を減らせます。
「日本の温室効果ガス排出量」 (GWPトンによる比較_引用元;国別排出目録報告2008NIR)