成層圏上部(地上約20〜40km)に存在するオゾン層は、波長280〜320nmの有害紫外線(UV-B)を吸収し、生命を保護する役割を果たしています。 CFC(クロロフルオロカーボン)等の化学物質がこのオゾン層を破壊することが指摘され、1970年代後半から問題視されるようになりました。
 CFC、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)等のオゾン層破壊物質は大気中に放出されると拡散しますが、化学変化しにくいため、対流圏(地表〜地上約10km程度)ではほとんど分解されず成層圏に達します。 成層圏上部では紫外線が酸素をオゾンに変えオゾン層を作っていますが、成層圏に達したオゾン層破壊物質が紫外線により分解(光分解)されて塩素原子を放出すると、塩素原子は分解触媒となり連鎖的にオゾンを酸素に変化させます。 その結果オゾン層中のオゾン量が減り、地表に到達する有害紫外線の量が増加し、皮膚ガンや白内障の発生率が上昇する可能性があるほか、生態系にも重大な影響をもたらすおそれがあります。
 
 日本を含む先進国は1995年末CFC等の生産を全廃しました。
 CFC等は強力な温室効果ガスであるため、CFC等への対策は地球温暖化防止対策ともなっています。

     主要メーカーのCFC出荷量(ODP換算/GWP換算)推移(英文)


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